地図利用の手引

地形図講座(1/2.5万地形図を勉強しよう)

1. はじめに

我が国のあらゆる地図の基礎となる地図を作成している機関である、国土交通省国土地理院は、その前身を含め、明治以降、さまざまな種類の紙地図を刊行してきました。紙地図は、その縮尺により、地形図、地勢図、地方図など多くの種類があります。また最近では、オンライン提供による電子地形図や数値地図(国土基本情報)と呼ばれるデジタル地図も刊行されてきています。
この「地形図講座」では、国土地理院刊行の紙地図のうち、一般の書店でも手軽に手に入れることができる「地形図」を取り上げて勉強していきましょう。

2. 地形図の種類

一口に「地形図」といっても縮尺の違いにより、次の3種類が刊行されています。
・1/1万地形図・・・おもに都市部のみ、311面刊行
・1/2.5万地形図・・・全国を整備、4419面刊行
(このうち、1/2.5万地形図(多色刷)が平成25年11月1日から刊行が開始されました。現在までに586面の新刊図が刊行されています。) 
・1/5万地形図・・・全国を整備、1291面刊行(いずれも平成27年6月1日現在)

1/1万地形図は、家が一軒一軒描かれており、実距離100mが地図上では1cmであらわされ、非常に使いやすい地図です。1/5万地形図は、登山用地図の定番で、山登りをされる方にはおなじみかもしれません。
ですが、これら1/1万地形図、1/5万地形図はすでに更新がされておらず、現在刊行されているものが最新版です。
この講座では、現在でも更新が続けられ、順次新しい内容で刊行される1/2.5万地形図を取り上げていきます。

※縮尺1/2.5万とは? 地表にある道路や建物(これらを「地物」と言います)を25,000分の1に縮めて地図上に表示することで、長さ1kmの道路は、地図上では4cmの長さで表示されます。
言い換えると、地図上で道路の長さなどを測って、その数値を25,000倍すれば、目的地までの距離を求めることができます。

3. 1/2.5万地形図は1種類ではない?

現在刊行されている同じ縮尺の1/2.5万地形図でも、色数や用紙の大きさ、図郭によって異なる種類の地形図が刊行されています。
まず、色数の違いですが色数は3色刷と4色刷があります。
3色刷は、墨版(地物:黒)、褐版(等高線等:茶)、藍版(水表面等:青)で表現されています。表現内容は、多少図式によって異なりますが、昭和33年(1958年)から「昭和30年図式」によって進められ、現在刊行中の地形図は、昭和61年図式、平成14年図式、平成21年図式が混在しています。
図式についての詳しい内容は、国土地理院ホームページから、調べることができますので、そちらをご覧ください。

4色刷は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのプロセスカラーを使用して、4色を網点の掛け合わせによって表現しております。この地図は、平成25年図式により多色の記号表現が可能になっています。詳しくは後述の「1/2.5万地形図(多色刷)について」欄をご覧ください。

次に用紙の違いですが
 柾版サイズ 縦46.0×横58.0cm
 A1サイズ 縦59.4×横84.1cm
があります。

柾版が標準の大きさで、日本全国をカバーしています。ちなみに、同じ縮尺で日本全国が整備されている地図の最大縮尺はこの1/2.5万地形図です。
(民間の地図では、1/1000などの大縮尺地図がありますが、都市部のみで山間部や離島などでは大縮尺で整備されていません。)
A1サイズの地形図は、柾版に比べて用紙が大きい分、そのままでは持ち運びに不便なので「折図」として販売されています。
柾版より広い範囲が表示されていますが、全国整備ではなく、札幌市、岐阜市、広島市など一部の地域しか刊行されていませんので、お買い求めの際はご注意ください。

同じ柾版でも、用紙の中に表示されている地図の範囲により、
 旧図郭版
 新図郭版
の2種類があります。(下図参照)

 
図1 旧図郭(左)と新図郭(右)の違い(「横浜東部」の例)

両者を比べてみるとお分かりのように、旧図郭版より、新図郭版は広い範囲が表示されています。これは、平成14年(2002年)に測量の座標系が日本測地系から世界測地系に切り替わったことにより、図郭の大きさが変わったためです。
旧図郭の大きさは、縦(緯度方向)5分×横(経度方向)7分30秒と一定の大きさで区切られています。
それに対し、新図郭は、縦(緯度方向)5分40秒と一定ですが、横(経度方向)は、高緯度(北海道)から低緯度(沖縄)に行くに従って、稚内付近9分50秒~宮古島付近7分35秒まで変動します。これは、経度1秒当たりの長さが南にいくに従って長くなるので、図郭の大きさを北と南で一定にするための措置です。
旧図郭の地形図は図郭線で隣同士がぴったり接合しますが、新図郭の地形図は、隣同士の地図に重複部分があるので、一部分、重なり合うことになります。

4. 地図記号

地形図上には、建物や道路・鉄道など、さまざまなものが表示されていますが、これらを「地物」と呼びます。
地物は、「図式」と呼ばれる、地形図に表示する記号や文字についての規程により表現されます。記号であれば、大きさや線の太さなど、文字であれば、文字の書体や大きさ、字隔などが厳密に定められており、すべてこの図式に従って地形図上に表現されることになります。


図2 1/2.5万地形図に表示されている記号(平成21年図式の一部)

図式は、常に一定ではなく、時代により見直しがされます。最新の図式は、「平成25年2万5千分1 地形図図式( 表示基準)」です。
地形図にはどんな記号があるのか、また、記号の様式など詳しくは、国土地理院の「平成25年2万5千分1地形図図式( 表示基準)」をご覧ください。

5. 地形図の北方向

登山などでは、道に迷わないためにも正しい方角を知ることが大切です。地形図では必ず北を上のほうにして描かれています。図郭の左右の縦線(経線方向)をそのまま真っすぐに上のほうに伸ばすと、その方向が「真北」となります。
ですが、地形図を見ながら方位磁石で方角を知ろうとする場合には、注意が必要です。それは、磁石が示す北(これを「磁北」といいます。)と「真北」は
必ずしも一致しないからです。
地形図の余白部分には、下図のように、磁針方位が表示されています。


図3 磁針方位の表示例

この「磁針方位は西偏7°0′」というのは、「磁石の指す方向は、真北より西に7°傾いている。」という意味です。この場合、磁石が指す方向に対し、地形図を右方向に7°回転させた方向が「真北」となります。
磁針方位は、北の地域ほど大きく(稚内付近で約10°)、南の地域ほど小さく(那覇付近で約4°)なります。

6. 地形図の利用

地形図は、国の「基本図」という位置づけの地図です。そのため、民間の大縮尺地図にあるような銀行、コンビニ、ガソリンスタンド等、生活に便利な施設は表示されていません。
ですが、街中でも山中や無人島でも全国すべて同じ精度で整備されていることから、都道府県や市区町村といった行政単位の広い範囲で都市計画の策定などには非常に有用です。
個人利用では、等高線が入っていることから、山登りやハイキングにはもってこいの地図です。また等高線を利用して、山や谷などの地形を知るには便利です。ある一定の高さごとに色を塗って「段彩図」を作るとさらに地形が分かりやすいかもしれません。
地形を立体的に見るには、地形図を厚紙や薄い発泡スチロール板などに貼り付けて等高線にそって切り抜き、立体模型を作ってみるのも面白いかもしれません。また、最近では、数値地図データを用いて3Dプリンターで、立体地図を容易に作ることもできます。

7. 地形図から様々な情報を読み取る

1)2点間の距離を求める
例えば、自宅から最寄りの駅までの直線距離を求めるには、地形図上で物差しなどを使って長さを求めます。その長さに地形図の縮尺の分母である25,000をかけた数値が実際の距離になります。


図4 最寄駅から学校までの距離を求めてみる

2)ある地点の標高を知る
皆さんは、ご自分の住まいの標高を知っていますか? 地形図には等高線が描かれているので、自宅付近の等高線から大体の標高を読み取ることができます。
1/2.5万地形図では、等高線は10m間隔で描かれているので、2本の等高線の間隔を按分すれば、およそ1m程度単位で標高を求めることができます。


図5 等高線から標高を読み取る

3)公園や池などの面積を求める
ちょっと根気のいる作業になりますが、面積を求めたい池などの上に、できるだけ細かい方眼を描きます。例えば1㎜×1㎜の方眼を描くと1つあたりの方眼の面積は25m×25m=625㎡となります。求めたい池などの上に描いた方眼の数に625㎡をかけるとその池の概略の面積を求めることができます。
湖など面積が大きい場所では、1㎝単位の方眼でもいいかもしれません。
また、トレーシングペーパーなどの半透明の用紙に方眼が描かれているものがあれば、それを地形図に重ねることで、地図上の方眼を描く手間なく、方眼の数を数えることができます。


図6 方眼を利用して面積を求める

4)山の斜度を求める
山登りなどでは、山のふもとから頂上までどのくらいの斜度があるか、知りたい場合があります。
まず、斜度を求めたい山のふもとと山頂の標高を等高線から読み取ります。(近くに三角点などの基準点があればその数値を読み取ってもよいでしょう。)
そして両者の標高の差(比高)を求めます。
次に、山のふもとと山頂との水平距離を求めます。
あとは三角関数(tangent)の計算式を用いて、平均の斜度を求めることができます。


図7 山の斜度を求める
スキーやスノーボードをされる方は、スキー場の上級コースと初級コースでどのくらい斜度に違いがあるか、調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。

5)任意の地点の経緯度を求める
地形図の図郭の四隅には、経緯度が記載されているので、これを利用します。
あらかじめ、図郭の上下左右の長さを測っておきます。
そして、地図上の経緯度を求めたい場所をマークします。マークはできるだけ小さい点を打つようにすると場所が特定しやすくなります。
次に、図郭からそのマークまでの長さを測ります。長さは4方向すべてを測る必要はありません。図郭からマークまで近いほうの縦(緯度方向)と横(経度方向)の2方向の長さを測ればよいです。
図郭全体の長さと、図郭とマークの長さの比率を求めて、図郭の四隅の緯度経度の比率に掛け合わせるとマークした地点の経緯度を求めることができます。


図8 P地点の経緯度を求める
図中、青く示した経度方向(横方向)について、P地点の経度を求める方法を示します。

手順1)
 図郭の横方向の長さ(X cmに相当)を測ります。
手順2)
 左側の図郭からP地点までの長さ(X1 cmに相当)を測ります。
手順3)
 X cmX1 cmの長さの比率を、経度の比率に置き換えます。左側の図郭からP地点までの経度を「A」とすると
 X cm : X1 cm = 7’30” : A
 となります。
手順4)
 この例で、図郭左下の経度は「138°30’」なので、手順3で求めたP地点までの経度「A」を足し算すれば、P地点の経度が求められます。
 P地点の経度 = 138°30’(図郭左下の経度) + A
 緯度方向も同様に求められます。計算式は、
 Y cm : Y1 cm = 5’ : B
 となり、図郭左下の緯度は「36°00’」なので、
 P地点の緯度 = 36°00’(図郭左下の緯度) + B
 とすれば、P地点の緯度が求められます。

地形図からさまざまな情報を読み取るには、上に述べたような方法がありますが、文章だけでは分かりにくいかもしれません。地図に関する講習会等は、当協会のイベント案内をご参考ください。
開催日時等は、当協会のイベント案内のページでご案内しています。
イベント案内

8. 新しい1/2.5万地形図(多色刷)について

平成25年11月1日から、従来の3色刷にかわって新たに「1/2.5万地形図(多色刷)」が刊行されました。この地図がこれまでの地形図と、どこがどう違うのでしょうか。
この地形図が刊行された背景には、平成21年(2009年)に整備が開始された電子国土基本図25000(ベクトルデータ)整備の存在があります。この「1/2.5万地形図(多色刷)」は、電子地形図25000を活用して作成されたものです。電子地形図25000は、地図上の変更箇所をデジタル処理をするため、これまでの地形図に比べて作成工程が大幅に短縮され、迅速更新が可能になりました。平成27年3月に開通した北陸新幹線は、開通したその当日にすでに多色刷地形図の元データとなる電子地形図25000に反映されています。
前述のとおり、地図表現は、4色のプロセスカラーを使用して、網点の掛け合わせにより、記号や注記を表現します。そのため、ほんの少しの網点の掛け合わせのズレでも、印刷に影響しますから、高い精度の複製技術が要求されます。この高度な作成方法によって、今までの地図では表現できなかった多色表現が可能になりました。

1) 電子国土基本図25000と1/2.5万地形図(多色刷)の違いは?

基本的には、電子地形図25000の定型版の内容とかわりありません。ただし、地図用紙に印刷するために、印刷用原図データは、印刷適性に合うように調整されています。

 
図9 従来の3色刷と多色刷の比較(高知市付近)

2) 新しい1/2.5万地形図(多色刷)の表現内容は?

平成25年図式に基づく、表示項目と色表現(網点の大小の掛け合わせによって色彩表現されています。)との関係を示したものが表1です。
今までの地形図と異なる多色刷地形図の特徴は、
・都市地域は、総描せずに一軒一軒の家屋を表示しています。
・地形の立体感が得やすいように陰影がついています。
・建物は見やすいよう、橙色(オレンジ色)に着色しています。
・高速道路は緑、国道は赤、都道府県道は黄に着色され、区別しやすくなっています。
・国道番号は、おにぎり型にしました。
・植生界は、表示されなくなりました。
などです。


表1 表示項目と網点掛け合わせの構成

9. 参考

1)欲しい地形図の図名や測量年・刊行年が知りたい
「刊行地図一覧図」には、すべての地形図の図名や最新の刊行年が掲載されています。
新刊図の案内は、当協会月刊地理情報に月別に掲載されており、最新の情報が確認できます。また、(一財)日本地図センターのホームページより刊行地図一覧図のページもあわせてご覧ください。
(一財)日本地図センターの一覧図ページ

2)地形図を買いたい
当協会では、全国にある地形図取扱店を紹介しています。どの販売店も全国の地形図すべてを扱っているとは限らないので、欲しい地図があるかどうかは各販売店にお問い合わせください。
全国の地図販売店

3)古い地形図がほしい
通常、書店等で販売されている地形図は、最も新しく刊行されたものだけですが、それ以前に刊行された地図のことを「旧版地図」と言います。
旧版地図の現物(印刷図)は、書店等の店頭には置いていませんから入手することはできません。
ですが、コピーサービス(謄本交付)という形であれば、一般の方でも旧版地図を入手することができます。
茨城県つくば市にある国土地理院の本院及び、各地方を管轄する地方測量部において謄本交付のサービスを行っています。
国土地理院の謄抄本交付に関するページ

昭和47年(1972年)以降の旧版地図であれば、(一財)日本地図センターでもコピーサービスを行っています。
(一財)地図センターの旧版地図に関するページ

また、旧版地図の刊行年は、「図歴」のページに載っています。
国土地理院の図歴のページ

10. 地形や地名の雑学

地形図を見ていくと、珍しい地名や地形があちこちに存在します。いくつかご紹介しましょう。
みなさんも、地形図から珍しい地名や面白い地形を探してみてください。

表2 珍しい地名や地形の例
何が珍しいの? 所在地 地形図名
車両基地があるわけじゃないのに「新幹線」という地名がある 静岡県函南町 三島
日本なのに「ソビエト」という地名がある 和歌山県すさみ町 江住
新潟に多いのはなぜ?「鼻毛の池」
          「鼻毛峠」
          「鼻毛沢」
新潟県十日町市
新潟県上越市
新潟県魚沼市
松代、松之山温泉
一家、勢ぞろいしています「父島」「母島」「姉島」「弟島」「嫁島」「姪島」 東京都小笠原村 父島、兄島
おじいちゃん、おばあちゃんはこちらに「祖父祖母島」 岡山県倉敷市 下津井
ここにお住まいの方々は野菜好きなのでしょうか「サラダ」 徳島県三好市 阿波池田
野球漫画がお好き?「タッチ」 高知県大月町 小筑紫
オーストラリアとなにか関連が?「こあら」 山形県酒田市 酒田北部、酒田南部
街なかから歌が聞こえてきそうです「豊幌はみんぐ町」 北海道江別市 江別
標高は80mほどあるのになぜか「海底」 神奈川県愛川町 上溝
もしかしておいしいレストランがいっぱいある?「三ッ星」 山梨県笛吹市 笹子
これぞ、自然の妙!「十字峡」。見事に十文字の形です 富山県立山町 十字峡
恋人たちに喜ばれそうなハート形の湖「豊似湖」 北海道えりも町 日高目黒
もう一つハート形「渡良瀬貯水池(谷中湖)」 栃木県栃木市 古河
公園の中に日本列島?「昆陽池公園」 兵庫県伊丹市 伊丹
キレイな五角形です。みなさんご存知の「五稜郭跡」。近くに「四稜郭」という史跡も 北海道函館市 五稜郭

国土地理院発行の地図の種類

一般図

1万分1 地形図

大都市圏や主要地方都市について作成された地図です。
土地の起伏、鉄道、道路、家屋などが詳細に描画されています。

2万5千分1 地形図

多色刷り
3色刷り
国土全域をカバーしている最も縮尺の大きい基本図です。
土地の高低や起伏、水系、植生、土地利用、鉄道、道路、建物等が正確に描画されています。平成25年11月以降に刊行された地形図は、それまでの3刷りから多色刷りの地形図に変更されています。

5万分1 地形図

2万5千分1地形図4面の範囲を1面にしたもので、数市町村程度の中地域を1面で見ることができます。

20万分1 地勢図

広い地域を概観するのに適した地図です。山地に陰影(ボカシ)をつけ、市街地や鉄道、道路等が描画されています。

50万分1 地方図

各地方のブロックが1面に収録できるように全国を8面(北海道I、北海道II、東北、関東甲信越、中部近畿、中国四国、九州、小笠原・南西諸島)でカバーしています。
地方の地形、交通状況等の調査計画に最適です。山の高さと海の深さを段彩にした7色刷と、段彩がない4色刷の2種類があります。

100万分1 日本

日本を3図葉に収録した地図です。日本語版の「100万分1 日本」と国際版(地名をローマ字表記)の「100万分1 INTERNATIONALMAP」があります。

500万分1 日本とその周辺

国土地理院が刊行する、縮尺がもっとも小さい地図です。離島を含む国土全域を1枚の図葉に収めています。
地理教育、主題図の作成、地図帳編集の基図として、様々な目的の利用が想定されます。日本語版の他に地名をローマ字表記にした英語版もあります。

主題図

土地条件図

全国の主な平野とその周辺について、土地の成り立ち、形態、性質などから分類し、地形と自然災害との関係を読み取れるようにした地図です。
沿岸部についての調査をまとめた、沿岸海域土地条件図が刊行されている地域もあります。

土地利用図

土地の利用状態を現地調査及び空中写真・資料等により分類し色分けした地図です。
商業・工業などの機能区分、農地の利用区分、植生区分など計34区分に分類されています。縮尺は2万5千分1、5万分1、20万分1があり、2万5千分1土地利用図は全国の平野部をほぼカバーしています。

集成図

集成図は、都市の観光地、山岳地域などの主要な範囲の地形図をつなぎ合わせ、1面にまとめたものです。都市集成図は、都市機能、土地利用等が表現されています。
山岳集成図は、地形が見やすいように等高線とボカシの両方で表現されています。

火山基本図・火山土地条件図

現在活動中の火山や将来活動が予想される火山など、日本の主な火山を対象にして作成されています。精密な地形、地表面の温度分布などを表したのが火山基本図、過去の溶岩流出などの地形特性を表したのが火山土地条件図です。
火山の状況が詳細に表されているので、噴火時の防災計画、緊急対策用などに利用されています。また、火山の特性や地表面の温度分布も表示されているので、噴火予知の基礎資料としても使われています。

その他の地図(地図センター発行の地図)

この他にも様々な地図があります。

1/25000都市圏活断層図

2万5千分1地形図を基図として4面張り合わせ、その上に活断層の位置、変位および活断層の評価に関連する地形学的情報をカラーで表示したものです。
< 定価(税込) >平成7年調査の活断層図 各816円  平成8年以降調査の活断層図 各1,000円

治水地形分類図(受注生産商品)

治水地形分類図は、治水対策促進を目的として昭和51年度から53年度にかけて国土地理院が作成した縮尺2万5千分1の地図です。
国が管理する河川流域のうち平野部の河川が対象となっています。水害や地盤災害(地盤沈下、液状化)の危険の判定にも役立つ地図です。
< 定価(税込) >全854面 各2,469円

明示前期測量2万文 フランス式彩色地図

明治前期に関東平野のほぼ全域にわたって作成された「第一軍官区地方2万分1迅速測図原図の一部を復刻したものです。
当時の陸地測量部(現国土地理院)はフランスより習得した技術で地図を作成しており、全体に絵画のような雰囲気が漂う地図となっています。
< 定価(税込) >1地区セット 2,160円~3,240円  セパレートシート 各756円

1/25000デジタル標高地形図

「数値地図5mメッシュ(標高)」の標高データをもとに色付けして作成した陰影段彩図に、2万5千分1地形図を重ねて作成したものです。詳細な地形の形状や地域における高低差がよくわかります。
< 定価(税込) >東京都区部、大阪、名古屋 各1,028円  濃尾平野西部、仙台 各1,029円  福岡、高知 各823円

国土地理院発行の主な数値地図

数値地図(国土基本情報)

これまで国土地理院が整備してきた、基盤地図情報、数値地図及び数値標高データ(5m、10m、50m メッシュ)をすべて統合し、さらに地図表現に必要な各種のデータ項目を加え、多様な属性情報も持たせた、ベクター形式の総合的な地理空間情報です。

電子地形図25,000

電子地形図25,000は、購入者が欲しい場所を欲しい大きさで自由に切り取ったり、地物の表現を選択したりすることができる、ラスター形式の新しい測量成果です。

数値地図25,000(地図画像)

2万5千分1地形図の画像データです。8色で記録されているため、必要な情報だけを表示することもできます。

JMC50mメッシュ標高(地図センター発行)

2万5千分1地形図から標高値を読み取った50m間隔のメッシュデータ(DEM)です。地形を立体的に表示したり、断面図を作成できるデータです。

価格表

平成26年4月現在
  種類 規格 色数 定価(税込) 備考


1万分1 地形図 四六半裁判(折図) 5 463円  
10 566円 表5色・裏5色刷
2万5千分1 地形図 柾判 3 278円  
A1判(折図) 6 514円 表3色・裏3色刷
柾判 多色 339円  
5万分1 地形図 柾判 3 278円  
4 298円  
6 329円 試験刊行図
20万分1 地勢図 柾判 6 329円  
50万分1 地方図 四六判 4 669円  
7 761円  
100万分1 日本 四六判 9 823円  
100万分1 INTERNATIONAL MAP 四六判 9 823円 英文版
500万分1 日本とその周辺 四六判 9 823円  
500万分1 日本とその周辺(英語版) 四六判 9 823円 英文版


2万5千分1 集成図 京都 菊判(折図) 8 669円 表4色・裏4色刷
KYOTO 菊判(折図) 8 669円 表4色・裏4色刷 英文版
5万分1 集成図

大山・蒜山

菊判(折図) 14 823円 表8色・裏6色刷
阿蘇・九重 菊判(折図) 16 875円 表8色・裏8色刷
10万分1 集成図 支笏・洞爺とその周辺 菊判 4 504円  
5 525円 英文加刷版
千葉、宇都宮、水戸 四六判 5 700円  
南関東 四六判(折図) 16 1,111円 表8色・裏8色刷
30万分1 集成図 北方四島 四六判(折図) 6 802円  
2万5千分1・20万分1 土地利用図 柾版 6 329円  
2万5千分1 土地利用図 菊判(折図) 10 720円 表6色・裏4色刷
5万分1 土地利用図 柾判 8 360円  
菊判 8 607円  
2万5千分1 土地条件図 柾版(折図) 13 453円 表12色・裏1色刷
四六半裁判(折図) 9 545円 表8色・裏1色刷
菊判 12 710円  
菊判(折図) 9 689円 表8色・裏1色刷
菊判(折図) 13 792円 表12色・裏1色刷
四六判 12 916円  
四六判 13 946円  
四六判 16 1,039円  
四六判(折図) 6 802円 表5色・裏1色刷
四六判(折図) 9 895円 表8色・裏1色刷
四六判(折図) 9 895円 表5色・裏4色刷
四六判(折図) 13 1,018円 表12色・裏1色刷
1万5千分1 火山土地条件図 三宅島 菊判(折図) 14 823円 表10色・裏4色刷
草津白根山 菊判(折図) 14 823円 表10色・裏4色刷
桜島 四六判(折図) 11 957円 表10色・裏1色刷
2万5千分1 火山土地条件図 有珠山、伊豆大島 四六半裁判(折図) 10 566円 表6色・裏4色刷
安達太良山 菊判(折図) 12 771円 表8色・裏4色刷
樽前山 四六判(折図) 9 895円 表5色・裏4色刷
薩摩硫黄島 四六判(折図) 11 957円 表7色・裏4色刷
くじゅう連山 菊判(折図) 12 771円 表8色・裏4色刷
雌阿寒岳・雄阿寒岳 四六判(折図) 12 987円 表8色・裏4色刷
3万分1 火山土地条件図 霧島山、磐梯山 四六判(折図) 10 926円 表6色・裏4色刷
北海道駒ヶ岳 四六判(折図) 12 987円 表8色・裏4色刷
阿蘇山 四六判(折図) 13 1,018円 表9色・裏4色刷
5万分1 火山土地条件図 十勝岳 菊判(折図) 14 823円 表10色・裏4色刷
富士山 A0判(折図) 10 1,008円 表6色・裏4色刷
5万分1・1万分1 火山基本図 菊判 2 453円  
四六判 2 607円  
2万5千分1 沿岸海域地形図 柾版 3 278円  
柾版(折図) 3 298円  
菊判 3 473円  
菊判(折図) 3 535円  
四六判 3 637円  
四六判(折図) 3 710円  
2万5千分1 沿岸海域土地条件図 柾判 12 421円  
柾判(折図) 9 391円 表8色・裏1色刷
菊判 8 607円  
菊判 12 710円  
菊判(折図) 9 689円 表8色・裏1色刷
四六判 12 916円  
四六判(折図) 9 895円 表8色・裏1色刷
柾判46.0×58.0cm  四六判78.8×109.1cm  菊判63.6×93.9cm  
A1判59.4cm×84.1cm  四六半裁判52.0cm×73.8cm  A0判84.1cm×118.8cm

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